こんにちは、市川市のギター・ウクレレ教室の講師の浅見出です!
自分では弾けないし、弾くこともないのですが、ピアニストの演奏は好きで聴くことが多いです。
Bill EvansやKeith Jarrettはもちろん最高で、Lyle MaysからChucho ValdezやRoberto Fonsecaなどなど。。
そんな中でも大好きで定期的に聴き続けているのが、Paul Bleyです。
もうホント、ポール・ブレイは好き過ぎる。
特に好きなのがソロで演奏しているOpen, to loveと、The Paul Bley Quartetの2枚。
Open, to loveなんて最初のワンコードでいきなりノックアウトですよ。
いきなり別の世界に連れてかれちゃう。
彼の演奏ではフリーなものが特に好きなんだけど、何が良いって本当に間の使い方が上手いというか、スペースをふんだんに生かして演奏するのが素晴らしいんですよね。
ソロだと特にそれが際立つのでこのOpen, to loveは瞑想しているかのような演奏であっという間に聴けてしまう。。
そしてベースレスのカルテット。
こちらはカルテットでのアンサンブルなのにやはりスペースがたくさんあって素晴らしいです。
これはポール・モチアンの大勝利なのかな?
とにかく、このスペースのおかげでポール・ブレイは素晴らしいサウンドでプレイしてます。ベースがいないのもスペース作りに大貢献してる、絶対。
このカルテットはさらにビル・フリゼールが素晴らしい演奏をしていて、ビル・フリゼールの演奏の中でも個人的にかなり上位、めちゃくちゃ好きな演奏です。
エレクトリックギターで、エフェクティブでノイジーなサウンドでもうるさくなくて、リリカルでポール・ブレイに呼応してスペースを埋めない演奏をしていて絶妙です。
あとはジミー・デュフリーのトリオのアルバムも好きですね〜。コンセプチュアルな感じでとても美しいサウンド。
Paul Bleyはキャリアも長かったし多作でかなりの作品を残していて、私が聴いたのなんておそらくほんの一部なんだろうけど、それでもこの人の録音はピアノのサウンドにかなりバラツキがありますね。
ECMの作品は総じて良いサウンド。やはりマンフレート・アイヒャーなのか!?そうしたサウンド構築に影響されてかポール・ブレイもリリカルでスペースをたくさん残した演奏が多いですね。ECMのポールの作品は個人的にアタリの確率がかなり高い。
ゲイリー・ピーコックとのアルバムも良いですね。
聴くたびに新たな発見のあるポール・ブレイ、これからもずっと聴き続けていくんだろうなぁ。
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