こんにちは、ギタリストの浅見出です。
昨日は、ウルグアイのクラシックギタリスト、Eduardo Baranzano エドゥアルド・バランサーノの公演に行ってきました。
この数年、クラシックギターの曲や演奏を良くチェックしていて、実際に聴きに行くことも多いのですが、そうした中、今回の来日を知り急遽行ってきたのでした。
100人ほどの良く響く会場を生音で!いや、最前列だったのもあって、ホント良かったです。
何より、クラシックと言うよりもラテン音楽を聴いているような素晴らしいギタリストでした。この数年色々なクラシックギタリストの生演奏を聴いてきたけど、誰ともまったく違くて、とても良かった!
音楽って、結局のところリズムとダイナミクスなんだよね、って言う普段から思っている当たり前のことが、やはりクラシックでも当然だったってことを改めて思い直すことが出来たのが素晴らしい。
とにかくクラシックはみんなritし過ぎると思っていたけど、このバランサーノさんはほとんどritしなくて、常にグルーヴして弾いていたのが本当に良かった。それでいて、曲はクラシックで、これぞ音楽だよなぁ、と思ったのでした。
開始と同時に日本語で挨拶して会場のみんなはイチコロだったし笑、演奏の合間の丁寧な解説やMCもとても良くて、クラシックだから、とか、ロックだからジャズだからなんて何もなくて、音楽の形態に囚われず演奏してきた自分の道が正しいことを改めて認識し直しましたよ。
ただそこに音楽があればいいんですよね。
最後の師弟デュオも良い感じだったな。
ジスモンチのギターアレンジ(彼はそれをギターレーションと呼んでいるようです)もとても素晴らしく良いコンサートでした。
実際は細部までとてもこだわりにこだわる繊細なギタリストだと思うんだけど、演奏には一切そういうことは感じさせず、ただ音楽を目の前に提示するのが素晴らしかったです。
ミュージシャン、こうあるべき!でした。
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